Doctor Interview Shoko Takata

高田 彰子

入局10年目 ママさんドクター 放射線治療医

ママとして、放射線治療専門医として。
オンとオフを上手に切り替えながら充実した毎日を過ごしている先生にお話をうかがいました。

放射線治療専門医となったきっかけは

認定医をしていた時、実は診断を専門にしようと考えていました。
臨床の現場で患者さんとふれあって、言葉を交わしたりしているうちに、「直接治療ならではの良さ」を感じ始めて、そこから治療専門医にシフトしました。

子育てと仕事の両立、難しくないですか?

基本的に、放射線科医は1日のスケジュールがだいたい決まっていて、カンファランスで詳細を確認する感じです。

もちろん、治療計画の立案に悩む症例があったり、画像診断を手伝ったり、スケジュールどおりに行かないこともありますが、できるだけ定時で退勤するようにしています。「先に失礼していいですか?後、よろしくおねがいします」と言いますね。

朝のカンファランスで、患者さんについての必要な情報を共有しているので、どこからお願いするかという話も割と進めやすいですね。

なにより、一緒に働く先生や技師、看護師のみんなが協力的で、本当に助かっています。
育児経験がある方も多いですし、定時で帰れるように技師さんと看護士さんがスケジュールを組み立ててくれたこともありました。

「定時で帰れる」という雰囲気がある職場は、子育て世代の先生の働きやすさにつながりますからね。
子育てが落ち着いたら、今度は私がパパ・ママさんドクターに「今日は帰っていいよ、あとやっとくから」と言ってあげたいです。

放射線治療専門医になって良かった・うれしかったことは?

放射線科医は患者さんと直にふれあう機会が本当に少ないのですが、実際に治療を行って、それが成功したときに「体調がよくなった」「ありがとう」と直接言葉をかけてもらえるのはうれしいです。
患者さんとお会いして治療計画を立案するので、「あの患者さんのために丁寧に精査して最適な方法を突き詰めよう」という気持ちにもなりますね。

仕事を続けることへの不安はありませんでしたか?

現場にいる時間は、以前と比べるとどうしても短くなりますし、生活の軸が子どもにシフトしているので、どこかで線を引くということを意識はしていますね。

なので、家での時間を上手く使えるように心がけています。
子どもが就寝した後、夜9時ごろからが私の勉強タイムです。文献や研究を読んだり、論文を作成したりする時間を作るようにしています。

コロナ禍になって、ウェブセミナーや学会研修オンデマンドなど自宅で勉強するツールも増えましたね。全国のママさん放射線科医と、オンラインで集うといった機会もありました。
最先端医療の現場で治療に携わり、現場の外でもいろんなツールを使って知識を深めていけるので、家族や職場の人たちに協力してもらいながら、今の自分なりの働き方が実現できていると思いますよ。

私の未来・目指す将来の理想像?

大分の放射線治療を今後担っていくキーマンになりたい、と思っていますし、そのためにはしっかり準備と勉強をしておかなければとも思っています。 常に先を見据えて、周囲の協力を得ながら、またチームを支えられるような人材として活躍できるようになりたいですね。

放射線科医を目指す学生に向けてひとこと!

放射線科のみんなはとても優しくて、パパ・ママが定時で退社しやすい雰囲気を作ってくれています。「仲間に支えられている」という実感がありますね。

家事と育児に積極的なパートナーの支えもあって、私は仕事ができていますが、ライフステージに合わせた働き方を自分で選べるというのは、放射線科医の特徴であり魅力だと思いますよ。

放射線科医は、いわば全身を診るドクターですし、そこがベースでさらにそれぞれの専門性をもって治療立案や検討をするわけです。こんな話をしているだけでも、毎日が刺激的で楽しいです。

future message

未来の放射線科医に先輩からのひとこと

放射線科医はまだまだ人材が足りません。
大分の放射線治療を担う専門医として、またチームの一員として、私たちと共に働くあなたを待っています!

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