私たち放射線医学講座は、放射線科医ならではの働き方こそ、世の中で求められているワークスタイル実現の近道だと考えます。
時間の調整をつけやすい
放射線科医は放射線診断業務(読影業務)、放射線治療業務、IVR業務などに従事しており、緊急の検査、治療手技も決して少なくありませんが、忙しい時間帯と自分のペースで仕事ができる時間帯が比較的はっきりしており、研修のペースや量も割と組み立てやすいのが特徴です。
自分でワークスケジューリングができれば、モチベーションも維持しやすくなり、プライベートと仕事の時間を有意義に過ごせるでしょう。
働く場所を選べる
医師という働き方のなかでも、インターネット網整備の恩恵を一番に感じられるのが放射線科医です。CTやMRI検査などの画像データを専用端末につなげ、セキュリティ管理を高く維持したまま自宅などで遠隔読影を行うという働き方(選択肢)もあります。実際に遠隔読影を使用して自宅で働いている先輩放射線科医もいます。
そしてその先には、地域医療・遠隔医療に貢献できるワークスタイルを実現する可能性が広がっています。
インターネットでデータ送受可能な環境下であれば、日本国内に限らず世界中どこにいても画像読影ができます。例えば海外留学中などは収入が無くなるため、空いた時間に遠隔読影を行い、留学費用の一助とすることも可能です。